その分日記の方がおサボり状態ですが・・・まっいっか?
でもって過去ネタ思い出してる暇ないもんで、リアルネタばかりになってしまいます。私の趣味の話題ばかりになってしまいます~。興味ない方お許しをぉ~~

でね、以前「泣ける漫画(参照)」をネタにした際に清水玲子さんの『竜の眠る星』をご紹介したんですけど、実は自分でこのネタ書いといてその後どっぷり清水玲子さんの漫画に嵌っちゃったんです(爆)
あのネタ書いたときは「『竜の眠る星』は大昔に友達に借りて読んだので内容はほとんど覚えてない・・・」という状況だったんですよ。でも、その後すぐにその『竜の眠る星』をオークションで手に入れ読み直したんですね(このこともその後ちょっとブログに書いてます)。
で、その後今度は閉店間近の古本屋で半額セールの話題になり・・(爆)
そこで『輝夜姫』全27巻を手にいれたんですよ(これもブログで報告済み)。
ってことで、ここからは、その後読んだ彼女の作品の感想を一通り軽くさらりと・・・(爆)
ただし、書きたいことは長々と語ると思います(爆)
まず『輝夜姫』ですが、27冊いっきにい手に入れて期待をこめて読んだんですが、結果、私には期待はずれの内容でした。確かにスケールが大きい(?)内容なのかもしれませんが、最初の1巻とその後延々と続くストーリー、そして最終巻・・・1巻の疑問点が最終巻ではっきりしてない!!結局、子供たちを生贄にしていた「輝夜姫」ってなんだったの?って感じ。私の理解力がなかっただけなのか??私は大抵の長編漫画は一度目はさらっと流して読み、2度目はじっくり読むほうなのですが、2~3度読み返してもこの疑問点は解決しませんでした。それと登場人物が多すぎ、その中に主人公の女の子を慕ううざい女の子がいるんだけど。あまりにもうざすぎてイライラする。。。まぁ、途中で改心しますが、それでもなお好きになれない。主人公の女の子もそんなに魅力あるキャラとは思えない。彼女を守る(?)周りの男たちもイマイチのキャラばかり。。。
結果、この漫画は1ヵ月後オークションへ出され、既に私の手元にはありません(爆)
次に、『輝夜姫』と一緒に購入した、こちらは文庫になりますが『22XX』。
『竜の眠る星』の主人公であるジャックのシリーズです。短編ですが、これはなかなか良かった。考えさせられるし、泣きますね。
誘拐された王女様を救う任務についたジャックがふとしたことがきっかけで知り合い行動を共にするようになったのは、人肉を食べる人種である女の子のルビィ。昼間は少年のような姿だが、夜には綺麗な女性に変化します。
とにかく『食べる』ということに関してかなり考えさせられると思います。主人公のジャックはロボットです。基本的には食べなくても生きていけます。しかし、食べなければ空腹を感じるようにプログラムされているため、無意味に生き物を殺傷して食べることを自分自身苦痛に思っています。
一方ルビィのほうは生きるために狩りをします。人も食べます。彼女の人種にとって、誰にも食べられずに死ぬことは大変恐ろしいことなのです。なので、彼女は母親も食べました。彼女の母親はルビィの父親を食べてルビィを生みました。そして、ルビィは自分の身体は自分の子に食べてもらうことを願っています。そうすることによって命が続いていくと信じているのです。
しかし、母親から教えられた言葉・・・これが最後に・・・
ほんっと切ないです!! 悲しいです!! ジャックの後悔が涙を誘います

『月の子』全8巻(文庫)はオークションで手に入れました。
これは童話、『人魚姫』をもとに考えられたストーリーです。が!!!これも実はあまり好きじゃないです

清水玲子さん、あまり長編は得意じゃないのかしら??
産卵のために地球にもどってきた人魚族のジミー。少年の姿ですが実は女の子。なぜ、自分が地球にきたのか記憶がなく、人間の青年と生活を共にすることになります。ある日突然綺麗な女性の姿に変化してしまいますが、青年は彼女がジミーであることに気づくはずもなく・・。
肝心のジミーは同じ種族の青年とパートナーになり産卵しなくてはいけないのですが、この人間の青年に恋してしまい・・・。そしてなんたらかんたら・・(爆)
よくできたストーリーなんでしょうけど、私にはよくわからなかった(爆)
そして、今彼女の作品の中でマイブームなのが『秘密-トップ・シークレット』です。
実はこれが一番書きたかったんです!!(爆) すごいです!! この人、なんでこんなストーリーが思いつくんだ??って感動ものです!!!とにかく発想がすごい!!
とはいうものの・・・実は最初読んだ時・・・1巻の途中で読めなくなりました。
これは2巻でてますが、1冊に2話ずつ入っています。内容は近未来・・・死んだ人間の脳をMRIでスキャンすることによって、その人物が見てきたものをその人物の視点でみることができ、犯罪の解決に役立つというものなのですが・・・。
実は私、内臓系ダメなんです

実際は海外の事件ですが、漫画での現場は日本になってます。
この2話目の描写がどうもグロくて・・・この方絵が大変上手なんですよ。繊細で綺麗で。。。まぁ、見慣れれば図鑑の感覚で見れるんですが、最初読んでた時はそのまま想像しちゃって・・・(汗)
途中で吐き気が・・・・( ×m×)うっぷ (滝汗)
私にはこの漫画は無理!!『輝夜姫』でも感じてたんですが、この方少女漫画家にしては殺人シーンの描き方がグロすぎ。。どうしてここまで残虐に描く??とか思ってたのね(私は小心者なので特にそう感じただけなのかもしれないけど)。だから、この話を途中で読めなくなった時は、もう2度と読みたくない!!この方の路線にはもう付いていけないと思ったのよ(←大袈裟)
だけどね、数日後、体調の良い時に気を取り直してもう一度読み直してみたのね(笑)。そしたら・・・どっぷりと嵌りました(爆)
いやっ、これ、マジですごいですよ!!男性にもお勧めしちゃいます。是非読んでみてください!!って、内臓系弱い方には辛いかもしれませんが、それ以前にストーリーの面白さのほうが勝っています!!これもかなり考えさせられます、泣かされます!そして、笑えます!!
2話目から登場する法医第九研究室(MRIスキャナーで脳を見る捜査機関)のエリート集団のトップ、薪(まき)警視生がなんとも魅力的です

小柄で華奢で少年のような少女のような中性的な容姿ですが、その性格、仕事ぶり・・・カッコ良過ぎます!!
でも、この人、この性格で恋愛できるのかしら??と、ふと疑問に思ったりして・・(爆)
ちなみに彼は主人公ではありません。が、完全に主役を喰ってます(爆)
かなり長くなってしまいましたが、番外として・・
本日古本屋さんでさらっと立ち読みしてきた『WILD CAT'S』。
現在1巻しかでてませんが、短編です。3話入ってましたが最初の2話がタイトルの関連作で、3話目は『秘密』の1話目が入ってました。ので、買うのは控えて立ち読みしてきたわけです(爆)
これがメチャクチャ面白かったです!!1話目しか読んできませんでしたが、その1話目は子猫と一緒に少年に拾われたライオンの赤ちゃん。このライオンの視点からストーリが流れていくのですが・・・立ち読みしながら思わず∵ゞ(≧ε≦o)ぶっ・・・吹き出してました

『秘密』でグロい残虐な描写をした同じ作家さんの作品とは思えません!!
これも是非男女関係なく読んで欲しいお薦め本です(笑)
さてさて・・・さらっとのつもりがかなり長くなってしまいました。
分けて描けばよかったかしら・・・

参考
『竜の眠る星』 花と夢コミック(全5巻) 白泉社文庫(全2巻)(参照)
『輝夜姫』 花とゆめコミック 全27巻(参照)
『22XX』 花と夢コミック(全1巻) 白泉社文庫
『月の子』 花とゆめコミック全13巻 白泉社文庫(全8巻)
『秘密-トップ・シークレット』 JETS COMICS(1~2巻)(参照)
『WILD CAT'S』 花と夢コミック 1巻(参照)
以上 作者:清水玲子 全て白泉社発行